2010年4月19日月曜日
馬と遊ぶ
博多織の小川規三郎さんの出版祝賀会が無事に終了した翌日の19日、西戸崎の乗馬クラブ「クレイン福岡」に出かけた。無料の乗馬体験講座に応募して当たっちゃったのだ。
乗り物のなかで以前から乗りたいと思っていたのが、カヌーと馬である。どちらもいったん始めたら、のめり込みそうで怖いので、手の届かぬものとして遠くから眺めるだけにしてきた。体験乗馬などに応募したら、向こうは会員獲得が狙いなのだから当選するのは当たり前だが、いい機会なのでそれも承知で応募した。
カヌーは山口県・油谷湾で洲澤育範さんの指導で乗ったことがある。
めちゃ面白かった。問い合わせはエル・コヨーテへ。
またはボニーベイ・シーカヤック・センター。
クラブは結構な数の人たちでにぎわっていた。大半は女性だ。
借り物のヘルメット、プロテクター、ブーツに身を固めた。男性のインストラクターがついて懇切丁寧に話しかけてくる。乗せてもらったのは「インディー」という名前の25歳のアングロアラブ(オス)。人間で言うと75歳くらいのおじいちゃん馬だ。おっとりしていて、気を抜くとすぐサボって止まる。
講習は約30分。直径10メートルほどの円内をほとんど並足で歩くだけ。インストラクターはしきりに怖くないですか? 結構高いでしょ? などと聞いてくる。それに馬のそばを歩きながら、馬の種類がどうの、性格がどうのと無駄話が続く。並足で歩くのは馬に慣らす狙いと分かるが、それだけでは面白くも何ともない。時々ジョギング程度の早足をさせてくれたが、物足りないうちに終わりになった。
通常の会員になると、入会金8万円前後、年会費18万円前後。そうだろうな。馬1頭で月30万円の維持費がかかるそうだから。講習後インストラクターの話を聞いているその目の前で、高校生の女の子が上級者のコースで馬を操っていた。「あれは彼女の馬で、ここに預けているんです」。へーぇ、いい親御さん持ってよかったですね。
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