壁塗りが終わった。白漆喰のおかげで室内が格段に明るくなった。
壁の完成記念に野の花を生けた。
タデ、シオン、ミゾソバ、ミズヒキ。
夜。ろうそくの灯が白壁に映えてやさしい。
がらくたたち。できるだけ飾らないように、とは思うけど。
ひところ、針金細工にのめり込んだ。
話は変わるが、狐狸庵の新入りである。山瀬の道で行き倒れになりかかっていたのを出入りの人が連れてきた。足が異様に長い。そいで、つけた名前が「ロングフット」。
2011年9月19日月曜日
季節は秋
植えてから2年半にしては、上出来のクリである。イガの下に張った網のお陰で、虫食いにも負けず、イノシシにも負けず、ほとんど網がナイス・キャッチしてくれた。
残り半分ほどは、まだ樹上で頑張っている。
こりゃお礼肥をしなきゃあな。来年も乞うご期待。
おすそ分けにクリご飯1回分のクリを狐狸庵にあげたら、ブルーベリー(どっさり)と、だだ茶豆(どっさり)と、それに蜜蜂の巣(ひとかたまり)をもらった。蜂の巣は蜂飼いの人から貰ったそうで、蜜を絞る前の塊で蜜がびっしり。エビで鯛を釣った気分。
蜜蜂の巣。中には蜂の子も入っているそうな。
季節は秋。「ひげもそよろに」は馬追いか。虫の声がやかましい、と思ったら、クツワムシだった。小屋の入口ドアで鳴いている。「がちゃがちゃがちゃがちゃクツワムシ」だもんな。
フウセンカズラ。風船は1個だけ。
空につるを伸ばす。もう少しでつかまえそう。
2011年9月17日土曜日
壁塗りは楽し
しばらく小屋の造作をほおっておいたので、そろそろ内部をきれいにしようかなと思う。
本当のところ、寝るとき以外はデッキで過ごす時間が長いのだ。昼も夜も。そこが快適だから。
しかし、寒くなったら小屋の中で過ごすことも多い。壁をきれいにして住みやすくしようと思う。
これはデッキから見た小屋の前面。
で、漆喰がコンパネ(合板)に塗れるかどうか、すさが混ぜ込んである白漆喰の小袋を購入して試した。2日置いて大丈夫。そいで、10キロ千数百円を2袋買って山瀬へ。さっそく3面の壁にコンパネを張って塗りにかかる。
実のところ想像はしていたのだが、壁塗りでもっとも大変で大事なことは、材料を練ることである。バケツに漆喰と水を入れて棒で混ぜると言えばそれまでだが、ものすごい力が要る。漆喰を投入した時はものすごい白煙が上がって、これは吸い込みたくないし。
泥団子のように、アマルガム状にがっしがっしと練り上げていくと、しまいには粘りけが出てくるのだ。
蜘蛛を1匹、生きたまま練り込んでしまった。壁のしみとなって蜘蛛の亡霊が出るかも。
うん、何となく雰囲気は出てきたぞ。
以前は「板子一枚、下は地獄」ならぬ板子一枚の向こうは完全な「外」だった。
2日間で、作業はここまで。計画面積の約半分か。
コテあとも生々しい、ざらざらと粗い肌ざわり。意識的にねらった訳ではないが、素人っぽくていい感じ。
本当のところ、寝るとき以外はデッキで過ごす時間が長いのだ。昼も夜も。そこが快適だから。
しかし、寒くなったら小屋の中で過ごすことも多い。壁をきれいにして住みやすくしようと思う。
これはデッキから見た小屋の前面。
で、漆喰がコンパネ(合板)に塗れるかどうか、すさが混ぜ込んである白漆喰の小袋を購入して試した。2日置いて大丈夫。そいで、10キロ千数百円を2袋買って山瀬へ。さっそく3面の壁にコンパネを張って塗りにかかる。
実のところ想像はしていたのだが、壁塗りでもっとも大変で大事なことは、材料を練ることである。バケツに漆喰と水を入れて棒で混ぜると言えばそれまでだが、ものすごい力が要る。漆喰を投入した時はものすごい白煙が上がって、これは吸い込みたくないし。
泥団子のように、アマルガム状にがっしがっしと練り上げていくと、しまいには粘りけが出てくるのだ。
蜘蛛を1匹、生きたまま練り込んでしまった。壁のしみとなって蜘蛛の亡霊が出るかも。
うん、何となく雰囲気は出てきたぞ。
以前は「板子一枚、下は地獄」ならぬ板子一枚の向こうは完全な「外」だった。
2日間で、作業はここまで。計画面積の約半分か。
コテあとも生々しい、ざらざらと粗い肌ざわり。意識的にねらった訳ではないが、素人っぽくていい感じ。
2011年9月8日木曜日
内装工事に着手
秋晴れの1日。旧山瀬分校の校庭にあったコカコーラのベンチを、狐狸庵が「あげる」と言うので、気が変わらないうちにとさっそくステップワゴンに積み込んで小屋に運んだ。腰かけるとゆらゆら揺れて今にも壊れそうだったが、背もたれの鉄パイプを木で補強したらバッチリ。雰囲気よろし。
小屋を建ててから2年。そろそろ内装工事をやろうかなと思い立って、室内を片付けたら、隅っこからオニヤンマの干からびた死骸が出てきた。庭先では同じくらいの大きさのオニヤンマが、小さなクモにからめとられていた。
西面の壁をつくる。コンパネを切って貼る。その上から白い漆喰を塗る計画。
でも、漆喰ってコンパネに塗れるのかな。
左官仕事は難しい。基礎のコンクリートには手を焼いた。今も井戸もどきを造るのに、モルタルをなんぼ塗っても水漏れは止まらず、難渋しているし。材木を扱うのとは勝手が違う。
ネットで調べたら「うまくヌレール」という商品があるらしい。値段高いから買えないけど。水で練って使う漆喰でいっぺん試し塗りしてみよう。
で、白い内壁ができたら、壁の前にはできるだけ物を置かず、シンプルな暮らしを心がける。そう、シンプル・イズ・ザ・ベスト。
小屋を建ててから2年。そろそろ内装工事をやろうかなと思い立って、室内を片付けたら、隅っこからオニヤンマの干からびた死骸が出てきた。庭先では同じくらいの大きさのオニヤンマが、小さなクモにからめとられていた。
西面の壁をつくる。コンパネを切って貼る。その上から白い漆喰を塗る計画。
でも、漆喰ってコンパネに塗れるのかな。
左官仕事は難しい。基礎のコンクリートには手を焼いた。今も井戸もどきを造るのに、モルタルをなんぼ塗っても水漏れは止まらず、難渋しているし。材木を扱うのとは勝手が違う。
ネットで調べたら「うまくヌレール」という商品があるらしい。値段高いから買えないけど。水で練って使う漆喰でいっぺん試し塗りしてみよう。
で、白い内壁ができたら、壁の前にはできるだけ物を置かず、シンプルな暮らしを心がける。そう、シンプル・イズ・ザ・ベスト。
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