2010年1月15日金曜日
テント暮らし
約8カ月間の小屋づくりの作業を支えてくれたのは正直、2張りのテントである。それと月桂冠紙パックか? 月桂冠はともかくテントがなければ冬場の作業は無理だった。週2~3日とはいえ天気のいい日ばかりを選んで泊りこんでいたわけではない。12月中旬から2月末まではほとんど毎朝、氷点下。朝なにもかもコチコチに凍りついていて、テントのチャックが凍ってしばらく開けられないこともあった。
それでもテントに入ってしばらくすると、中はほかほか。3シーズン3人用(実際には1人でちょうど)のモンベル社製で、これも3シーズン用の寝袋に入ると、昼間の寒さや重労働もなんのその、そこはもう天国なのであります。外で飯つくるのも出来ないときはテントの中で調理もできる。
やっかいだったのは、おしっこが近くて何度もテントを出なきゃいけなかったこと。最初のうちは外でやっていたが、そのうちポリ容器の頭をナイフで切り捨てて、そこにおしっこをしてテントの袖口から外に捨てることにしたら、ずいぶん楽になった。なにせ年食うとおしっこが近くなるのはどうしても避けられないことなのだ。
そのテントがずっと張りっぱなしだったにもかかわらず、5月に小屋が半完成してお役御免になるまで、へこたれなかった。道具用のテントは12月には強風に吹かれたか、イノシシにやられたか、ポールが折れて破れてしまった。でも黄色のテントはなんともなかった。この後、お世話になった人にプレゼントしたが、小屋つくる前から数十年の付き合いだったから正直、わが身を切られるような思いだった。
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