先日、車で遠出して山口県の川棚温泉にある「川棚の杜・コルトーホ-ル」に行ってきた。ホールの名前はフランスのピアニスト、アルフレッド・コルトーに由来する。
1952年下関公演で川棚温泉のホテルに宿泊したコルトーは、ホテルから見えた厚島に一目ぼれし、買い取りたいと交渉。当時の村長は「厚島に永住するなら無償で差し上げる」と約束し、「孤留島」と名付けた。コルトーは帰国後まもなく他界したため永住は実現しなかったが、病床で周囲の人にしばしば「カワタナの夢の島」の話をしていたという。
資料館を併設した音楽ホールは今春、開館した。建物は今をときめく建築家、隈研吾氏の設計。三角形のパネルを組み合わせたようなシャープな線が特長だ。
これはホールの隣にある廃屋。正直言えば、建物としてはこっちの方が性に合っていたりして。
内部。スタッフのこまやかな気遣いが見える。
これはホール天井のむき出しのパイプ群。
目的は、日本童謡の会豊浦支部の創立20周年記念コンサート。さしぶりに浜ちゃんとその家族に会ってきた。龍ちゃんも駆けつけていた。「赤とんぼ」やら「兎追いし・・・」やら周りに迷惑にならない程度に、ぼそぼそ声で歌った。
温泉に入る暇は残念ながらなかったが、「たかせ」の名物、瓦そばとうなぎ飯はちゃっかり戴いて・・・。
ちなみに厚島は、川棚の沖2キロの海上に浮かぶ男島、女島、竜宮島、石島の4島の総称。村長さんは小生にも「島に住むならタダであげるよ」と言ってくれるだろうか?
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