道具保管用の小屋を、半分、廃材を利用して造った。横幅3メートル、奥行き1メートル、高さ2メートル。東面の板壁を張ったら、屋根材が足りなくなったので一部波板で代用した。半完成の状態で小屋を据え付ける位置に移動しようとして、10メートルほどの距離だったが、余りの重さに四苦八苦した。丸太を下に入れてコロにして動かした。
◇ ◇ ◇ ◇
狐狸庵が「全国そば屋100選」に取り上げられることになって、そば評論家という人が東京からやってきた。60代後半の人で、そば以上に山登りが趣味らしく、同年配の山仲間2人が一緒だ。Kさん、Tさんと小生も呼ばれ、2日夜は狐狸庵別荘で大宴会とあいなった。
狐狸庵主人がしきりに小生を「変な人で、自分で小屋なんか建てて、時々住んでいるんです」などと紹介するものだから、そば評論家ら3人は翌朝、狐狸庵主人の案内で小屋を見に来た。ちょうど、小屋の小屋を造っている最中だった。小屋の内部など覗きながら、しきりに「トム・ソーヤの世界ですね」などと感心している。
閑話休題
通常2泊3日だと、2日目まで目いっぱい働いて、3日目はぶらぶらして過ごす。純ちゃんと散歩することが多い。「行くぞ」と声をかけると、ちゃんと分かっていて、しっぽ振り振り先に立って歩き出す。キイチゴが実をつけ始めている。小屋周辺の林道沿いに結構な数のキイチゴがあって、この分だと1週間後にはジャムが作れるほど採れそうだ。
食べごろのキイチゴもちらほら クサイチゴもたくさん
ウツギ こちらはスイカズラ
これはガクウツギか?
帰り際に狐狸庵の畑に寄って、草取りに汗を流す。オクラは溶けてなくなっているが、ナス、トマト、落花生、キャベツはまあまあ元気がよさそうだ。トマトはもう少し生長したら、ビニールをかけた方がいいのかも。狐狸庵の奥さんからは「もっと植えなさい。キュウリもあるし、カボチャもスイカもあるんだから」と言われるけど、これ以上畑を広げると草取りが大変。笑ってごまかす。
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